
魅力あふれるふるさと納税
始まりは江戸時代!? 駿河の伝統工芸に触れてみよう!
スゴ腕の職人が集まった場所
とってもたくさんの伝統工芸が残る街、静岡。
その種類は木工品や漆器、染め物などさまざま!
静岡で伝統工芸が栄えたのは、
江戸時代の初期、優れた職人が全国から駿府(いまの静岡県)に集まったことがきっかけ。
一体何のために?
それは、駿府城築城や浅間神社造営のためでした。
宮大工や塗り師など、あらゆるジャンルの職人がやってきたんです。
職人たちの多くはそのまま住み続け、地域に技術を伝えていったのだとか!
静岡市のふるさと納税返礼には、伝統工芸品をみずからつくれる体験型のものがあるみたい!
今回は、その一部をご紹介します♪
■繊細な曲線が美しい!
駿河竹千筋細工(するがたけせんすじざいく)
細く丸い竹ひごで作られた繊細な竹細工。
花器や虫かご、行灯などを中心に人々の生活に寄りそってきました。
一本一本の竹ひごが描く曲線が、とっても美しい!
体験の中心になるのは、竹ひごを一本ずつ組んでいく“ひご差し”の工程です♪
駿河竹千筋細工「虫篭」
■どこかなつかしく、優しい風合い……♡
静岡挽物(しずおかひきもの)
ろくろを使って、木を丸くくりぬいて作る工芸品。
挽物の技法は、おもちゃや台所用品などに幅広く活用されているそう。
丸みを帯びたやわらかなシルエットと、なめらかな手触りが特徴で、
どこかあたたかみを感じられる風合いです!
体験では観覧車のおもちゃや、バイクの形の写真立てを作れます。
駿河挽物 「サイドカー写真立て」
■シンプルで洗練されたつくり
駿河指物(するがさしもの
釘を使わないことが特徴の木工製品。
指金(物差し)を使って作るから「指物」と呼ばれるそうです!
昔は、大名の硯(すずり)箱や、たばこ盆などが作られていました。
現在は食器や小物入れなど、日常使いできる雑貨類の制作が中心です。
体験では、貯金箱やティッシュケースを組み立てられるとのこと♪
現代に伝わる、優れた名工の技術たち。
その技術から生まれたものはどれも繊細で、あたたかみを帯びています。
購入するのもおすすめだけど……ぜひ一度、職人の技に自分の手で触れてみてはいかが?
きっと記憶にも形にも残る、すてきな経験になるはずです♡
文:笹沼 杏佳