ソラミドストア

長野県・長野市

麻ひもバッグ 斉藤美穂

大きな犬を飼う夢を叶えるために決めた移住

豊かな自然の中で動物と一緒に暮らす

小さなものから大きなものまで人の夢はさまざまです。夢を叶えるために移住を決めた斉藤さんが、 麻ひもバッグの作家さんになるまでのお話をうかがってきました。現在soramidoでもお取扱い中です。

JR長野駅に着いてそこからバスで約45分。

飯綱湖近くにある小屋(tiny hus)のモデルルーム兼、comameの斉藤さんのアトリエがあります。

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室内はまもなくイベントを控えているのもあり、棚には現在制作されたものを中心に作られたものがたくさん並んでいます。
左側にあるポットやミニコンロなどはご主人のものだそうです。

 

移住のキッカケはご主人のおじい様

斉藤さんは東京都で生まれ、東京育ち。そしてご主人のご出身は神奈川県。
お二人がこちらへ移住されるキッカケは、ご主人のおじいさまの別荘が山梨県北杜市にあり、ほぼ毎週末遊びに行っていたことでした。
都内にはない自然や新鮮な食べ物にふれつつ、そこで出会った人たちとのお付き合いが広がっていきました。

斉藤さんは『大型犬を飼うこと』そしてご主人は『ログハウスを作る仕事をすること』、お互いの夢を叶えるために移住を決意し、ご主人の就職が決まったログハウスの会社が長野ということもあり、こちらへ引っ越しをされました。

tiny hus(ティニーフース)※現在ご主人は独立されています。
http://www.tinyhus.com/tiny-hus/

住み始めてまずは体調が大きく変わったこと。
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都内で生活している時にひどかった花粉症や頭痛などが治まり、なんと冷え性もなくなったという斉藤さん。
冬になって気温がマイナスにならないとダウンを着ることはないそうです。

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そしてタイミングが良く、飼い主を探している大型犬譲渡の情報を聞きつけ、飼うことになりました。
多い時には猫も合わせて5匹との生活。

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移住した後にお子さんが生まれ、動物と一緒に自然の中で暮らし育てることがとてもよかったそうです。
しっかりした体作りや自分たちで楽しく工夫して遊ぶ方法を見つけて、すくすくと成長することは都会では考えられないことだとおっしゃいます。

子育て中のことを斉藤さんは
「犬猫を飼っていたことで、育児に対して良い意味で神経質になりすぎず、楽しんで子育てができています。当時は娘も入れたら6匹飼ってるような気分でしたね(笑)」

 

ものづくりは楽しい!

今から約10年ほど前。お店で見かけた「麻ひもバッグ」。
自分でも作れるかもと思い、始めてみたものの難しくて断念。
次は妊娠されたときに時間ができて再度挑戦するも、今度は猫たちが編むたびに動くかぎ針にじゃれてなかなか進まない。
そこで考えた斉藤さんは、かぎ針で編まずに指編みで作り出したところ、これが周りのお友達の評判がよく販売するまでになったそうです。

指編みの作品
かぎ針で編むよりも出来上がりはやさしい柔らかさがあり、でもとても丈夫で長持ちするバッグです。
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現在はご自身で主催する「ひなたぼっこいち」を飯綱高原で開催したり、「力を試したい」と関東の大きなイベントに出店されたりしています。

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長く使ってくださる方、気に入って他の色やサイズ違いを購入してくださる方、comameさんのファンは着実に増えてきています。

≪もの作りをされて、どんな時がたのしいですか?≫
頭の中でイメージしたものが出来上がること。色をあわせてうまくいったこと。
制作で苦労した分、自分の手元から離れてしまうことにさみしさを感じることもあるけれど、やっぱりお客様に気にってお買い上げいただいたときですね。
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≪これからのcomameとしての展望や目標はありますか?≫
お客様に飽きられず、またリピート購入していただくために、自分自身が初心を忘れず作品づくりへのこだわりを持ってもの作りを続けていくことでしょうか。
「大きな犬を飼いたい」という一つの夢からはじまった移住。
そして麻ひもバッグの作家へと繋がっていった斉藤さんのあたたかい笑顔とお話にすっかりひきこまれたのでした。

イベント用に作られた可愛らしい秋の野菜たち。
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作り始めたのは、お子さんからのリクエストだったそうです。

 

comameさんの作品はこちら

 

取材日:2016年9月28日(水)

comameさん

自然豊かな長野の高原で、麻ひもを使ったバッグや日用品を一編み一編み心を込めて編んでいます。 手軽に普段使いできるシンプルさのなかに、しっかりとこだわりがこめられている麻ひもバッグ。たっぷりと入って、丈夫で、自然素材なので手触りも心地よい品ばかりです。 作家ソラミドインタビュー http://www.soratomidori.jp/1620/