
こだわるのは色と香り
月工房さんの蜜蝋キャンドル
スッキリと整理整頓されている黒澤いずみさんのご自宅にお邪魔しました。
少し広めのキッチンを工房として作っているのは「蜜蝋キャンドル」
そして傍らにはチェロが2台置いてあります。
黒澤さんは、大学生の頃から趣味としてチェロを弾いていらっしゃいます。

茨城県ひたちなか市で生まれて育った黒澤さん
特に大きな理由はなかったのですが「自分がここから動かなかったら何も変わらないな」
「とにかく動き出して、もっといろいろ選んで進んでみたらどうなるかな?」
と、ふと湧いてきた気持ちに素直に従って移住を決断し、知り合いも居る長野県諏訪市に越してきました。



こちらに越してきてから本格的に蜜蝋のキャンドルを作り、販売し始めたのは去年の6月から。
元々ご友人がキャンドル作りをされているのに興味を持ち、始まったキャンドル作り。
せっかく長野に越してきたことだし、原料は石油系のパラフィンではなく自然の素材に興味を持つようになり
“蜜蝋”に絞って作ることにしました。
「色と香り」
これは黒澤さんが蜜蝋キャンドルを作るときに大切にしていること。
そのために、蜜蝋の質にはとてもこだわりを持っています。
実際お宅で拝見しましたが、本当に美しいオレンジ色で、香りもとてもやさしいものでした。
まず趣味で日本みつばちを飼っている方が諏訪には多いので、そこの蜜蝋を仕入れて作り始めました。
しかし自分が納得できる色や香りが安定しないため、現在は蜜蝋をキャンドルに使うために養蜂されている
山形のお店から仕入れて制作しています。
黒澤さんはご自身の販売サイトを通して、周りのお友達、お知り合いに蜜蝋キャンドルを販売されています。

今後はフリーマーケットなどの出店も考えてるので、
来春あたりにはどこかのクラフト市で黒澤さんにお会いできるかもしれません。
まずは初めての冬(マイナス14℃)を迎えて味わいます、とおっしゃっていました。
(今まさに、味わっていらっしゃるころですね)
商品ページ
https://www.soratomidori.jp/creator/tsukikobo/
月工房ホームページ
http://tuki.crayonsite.com/
取材日:2015年9月14日(月)