空と緑のくらし店(ソラミド)

東京都大田区

夏休みの田舎暮らし

“プチ移住”で、子どもたちがのびのびと過ごせる時間を

伊野妙(いの たえ)さんは、ご主人と7歳の娘さん、4歳の息子さん、そして0歳の娘さんとの5人暮らし。普段は子育てをしながら、編み物作家として活動されたり、育児コラムを執筆されたりしています。そんな伊野さん、東京都内在住ですが、ちょっぴり変わった暮らし方をされているんです。それは、夏の間だけ家族みんなで田舎で過ごすという「プチ移住」。今回は、伊野さんにプチ移住での暮らしについて伺いました。

子どもがのびのびと過ごせるように

“プチ移住”は、上の娘さんが幼稚園に入り、一年のなかで“夏休み”という期間が生まれたことを機に始めたという生活スタイルです。

「以前編集職をしていた私は、“お盆休みは夏休み”のような季節ごとのまとまった休みがなかったんです。夫も同じように、休めるときの各々が休むという仕事のスタイル。だから、長女が幼稚園に入って“夏休み”ができたのは、私たちにとっては学生時代ぶりくらいのことで。夫の仕事はリモートワークも可能というのもあって、『せっかくだからどこか旅行でもいく?』となったんです」(伊野さん)

初めは旅行としてどこかでゆったり過ごそうと考えていたそうですが、「ホテルに泊まって毎日外食、というよりも、もうちょっと長くどこかに暮らしてみようと思った」そう。

 

<2015年 in 長野>

 

伊野さんとご主人は、それぞれ神奈川と東京のご出身。都会で生まれ育ったお二人には、自然に溢れた田舎での暮らしに対する憧れもあったのかもしれません。

ぼんやりとした思いではあったもの、頭のどこかに「移住してみたいな」という考えもあったのだとか。

 

東京の自宅にて

「東京のマンションでは、子どもが遊んでいるときも『下の階に響くからジャンプしないで!』みたいな感じになってしまうし、最近の東京の夏は暑すぎて、熱中症の心配もあります。だから、子どもたちに自然の中でのびのびと過ごしてもらえる機会があったらいいな、と。楽しそうにしている子どもを見るのは、私たちも嬉しいです」(伊野さん)

初めてのプチ移住を体験して、のびのびと過ごせる楽しさを実感できたという伊野さんご一家。「また来年も行けたらいこうね」と繰り返すうちに、2019年の夏でプチ移住は5回目を数えました。

<2016年 in 秋田>

 

<2017年 in 岐阜>

 

自分たちに合った最良の方法で、柔軟に

プチ移住先は、毎年春ごろに探し始めるのだとか。

今のところは、東京よりも涼しい地域を選んでいるそうです。滞在場所の探し方は、Airbnb‎(エアビーアンドビー)を使ったり、知り合いの方から紹介してもらったり。それから、自治体が持つ移住体験住宅を利用することもあります。

期間限定の移住ということで、「地域の方は受け入れてくれるかな?」と初めは少し心配もしましたが、「小さい子どももいるし、お野菜をくれたり、『お祭りがあるからおいで』と声をかけてくださったりします」と、今のところあたたかく迎えてもらえているとのこと。

伊野さんは、「子どもが今後クラブ活動などで夏休みの予定ができてしまわない限りは、これからもできるだけプチ移住を続けたい」と話します。

<2018年 in 山梨>

そして、以前から頭のどこかで「移住してみたい」という思いを持っていたという伊野さん。今はまだ完全な移住は難しいかもしれませんが、今も移住への思いは持ち続けているとのこと。

プチ移住を通して巡る様々な地域の中には、もしかすると伊野さんが将来を長く過ごすことになる場所があるかもしれません。

現在の状況に合った最良の方法で、地方での暮らしを楽しむ伊野さんご一家。これから、どんな地域にプチ移住し、どんな暮らしを送られていくのか楽しみです。

<2018年 in 山梨>

 

<2019年 in 北海道>