空と緑のくらし店(ソラミド)

奈良県葛城市

幼いころから針、糸、布を使うことが大好き

こだわりの詰まった一生ものの日傘を、一本一本心を込めて

手づくり日傘紋白の作家・真嶋陽子さんは、奈良県葛城市のご出身。ご結婚を機に一度奈良を出たこともあったそうですが、やっぱり自分が生まれ育った地に戻りたいと思いたち、10年と少し前からご家族で葛城市での暮らしを始めました。今回は、真嶋さんが傘づくりの世界に出会ったきっかけや、手仕事に対する思いについて伺いました。

奈良県で生まれる、一生ものの傘

真嶋さんが日傘づくりを始めたのは、今から7〜8年前。

大阪芸術大学で染織を専攻していた真嶋さんは、卒業後もお世話になってきた大学の先生からアフリカの布をもらうことが度々ありました。

ユニークな柄でとってもかわいいアフリカの布。でも、普段着にするにはちょっと派手かもしれない…と考えていたところ、「傘にしてみたらどうだろう」とひらめいたそうです。

傘づくりは初めてだったという真嶋さんは、奈良市の老舗傘店である横田洋傘店に「傘のつくり方を教えてください」と電話をかけたのだとか。なんとか教われることになり、傘づくりの技術を学びます。

2018年には、横田洋傘店さんが惜しまれながらも廃業されたそうで、今では真嶋さんが貴重な傘づくりの担い手になりました。

現在「紋白」では、アフリカの生地のほかにも江戸時代から続く「伊勢木綿」を使用した傘を、生地にも骨にもこだわりながら一本一本大切に製作されています。

 

針、糸、布が大好きだから

真嶋さんが手仕事の世界に興味を持った原点は、幼少期にまでさかのぼります。洋裁が趣味だったというお母さまの影響で縫い物に興味を持ち、小さなころからお人形の洋服を自分でつくっていたのだとか。

テレビがついていてもそちらにはほとんど気を取られることなく、つねに自分の手先に集中していたといいます。

針、糸、布が大好きなまま大きくなり、大学では染織を専攻。

傘づくりのほかにも、これまでに博物館に展示される民族衣装を修復したり、着付けをしたり、着物をリメイクして洋服に仕立てる依頼を受けたり……どれかひとつに絞ることなく、声がかかると「布」にまつわる様々なお仕事をされています。

昔から、とにかくコツコツと手を動かすことが大好きだったという、真嶋さんの手づくり日傘。
一本一本ていねいに仕立てられた傘は、一生大切にしたくなる品です。

 

今ではメーカーの生産も終了してしまった貴重な傘専用のミシン。これを使って、真嶋さんの日傘づくりはまだまだ続きます。

 

皆さんもぜひ、紋白さんの傘を手に、日差しの強い日のお出かけも足取りが軽くような気分を味わってみてください。

 

手づくり日傘紋白さんのページはこちらです。

手づくり日傘紋白さん

真嶋陽子 大阪芸術大学工芸学科染織コース卒。上田安子服飾専門学校夜間洋裁科修了。2010年8月に紋白スタート。 奈良県で日傘を手作りしています。一人で一本一本、丁寧に。 一度にたくさん仕上げることはできませんが、確実に良いものを長く使っていただけるようにと心を込めています。生地にも骨にもこだわり、大切に仕立てられた日傘。 日差しの強い日のお出かけも、きっと足取りが軽くなるはずです。 ご購入いただいたお客様には、修理やメンテナンスなどのご相談もお受けいたします。