soramido 空と緑のくらし店

愛媛県上島町

瀬戸内に浮かぶ歴史が詰まった小さな島「佐島」

ソラミドインタビューでも触れた人口約500人の小さな島「佐島」は、一体どんなところ? 魅力あふれる佐島の環境や特色についてお伝えします!

佐島ってどんな島?

佐島は愛媛県越智郡上島町の芸予諸島に属する島で、瀬戸内海のほぼ真ん中に位置しています。隣の弓削島と生名島とは橋でつながっていて、島の人たちは日ごろから隣の島と行き来することも多いよう。子どもたちも橋を渡って隣の島まで通学しているのだとか!

近くを通る「しまなみ海道」(広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ道路)がもともとサイクリストたちに人気なこともあり、橋でつながる佐島・弓削島・生名島の3島は「ゆめしま海道」としても大人気! 海の上を走る気持ちよさや島の高台から見渡せる絶景を求めて、県内外から多くのサイクリストたちが訪れています。ここ数年で、おしゃれな飲食店やゲストハウスも増えてきているみたいです。

佐島は農業の島。みかんやレモン、はっさくなどかんきつ系の果物の栽培がさかんです。日常生活に必要な食べ物は、自給自足で賄ってしまう家も多いのだそう!

長い歴史の詰まった島

佐島は非常に古い歴史をもつ島で、古墳などの遺跡も見つかっています! 塩を作るための土器や塩田の跡も見つかっているそうで、古くから製塩がさかんだったことがわかっています。中世においては石清水八幡宮の荘園として塩を納めていたという記録も残されているんです。

江戸時代には近隣の島を含め参勤交代時の主要な通り道になっていて、港を中心にたくさんの人が訪れ賑わったのだとか。近くの広島県因島などで造船業がさかんになると佐島からも働きに出る人が増え、優秀な船大工も多く排出していたよう。

お神輿ごと海に入る秋祭り

佐島では秋祭りも有名。お神輿をかついだまま勢いよく海のなかに入ったり、だんじりがぶつかったり……! 担ぎ手ごと海に入るのは佐島のお祭りだけなのだとか。海からあがったお神輿は島の住宅街をめぐって、神社の石段を勢いよく駆け上がっていきます。迫力満点のお祭りには、島の内外から多くの人が集まりとっても盛り上がるそうです。

海に囲まれた豊かな自然と、古くからの歴史が詰まっている人口約500人の小さな島。瀬戸内を訪れたことがある人もない人も、佐島をはじめとする芸予諸島の島々をおとずれてみれば、新しい空気や魅力に出会えるかもしれません!

文:笹沼 杏佳